『ゴドフスキーのショパンのエチュードに基づく53の練習曲』 by ボリス・ベレゾフスキー
2009年 06月 12日

来年のLFJはショパンがメインテーマ、最近はよくショパンを聴いています(o^-^o)
ショパンのエチュードでトライしたことがあるのは10-2だけ。もちろん指定の速度にはほど遠く、自分では全然弾けませんが、よ~く聴きますし、色々なピアニストの演奏を聴き比べもします。
しかし、原曲ではなく以前から気になっていたゴドフスキー編曲のエチュードを聴いてみたいと思い、今回CDを買ってみました。
完璧な完成度を誇るショパンのエチュードに編曲を挑んだゴドフスキーという人もすごいチャレンジャーだな~と思いますが。
ほとんどの曲が原曲より難易度がアップしていると聞いていたので、ショパンのエチュードをさらに難しくってどんな代物だろう?と怖いもの見たさってやつですかね~(笑)
この、難曲中の難曲と言われるゴドフスキー編エチュードのCDを録音しているピアニストは少なく、私はアムランとベレゾフスキーしか知らないのですが、ベレゾフスキーの演奏を聴いてみたいと思い、購入しました。
ゴドフスキー編のエチュードについては、よく知らず、『左手だけで革命とか別れの曲を弾く練習曲』という認識でしたが、聴いてみると、色々な編曲がありとても興味深いものでした。
◆購入したCD◆
ワーナー・クラシック
『ショパンのエチュードに基づく53の練習曲より』 ライブ盤
ボリス・ベレゾフスキー
価格 ¥2300

全練習曲ではなく、ショパンのエチュード原曲→原曲に対するゴドフスキー編を組み合わせて、21曲を収録したもの
◆ボリス・ベレゾフスキー◆
今年、LFJで初めて本物見ました!!!
憧れのボリス・ベレゾフスキーさん
素敵でした~o(≧∇≦o)

【略歴】
Boris Berezovsky ボリス・ベレゾフスキー(ロシア)
ロシアン・ピアニズムの真髄を継承し、大家への道を歩むヴィルトゥオーゾ・ピアニスト(驚異的技術を持つ演奏家)のひとりで、いかなる難曲もその圧倒的な技巧で容易に弾きこなすが、ただ機械的に精密なわけではなく、とても豊かな音楽性を発揮した存在感のある演奏が魅力。
1969年1月4日生まれ
両親は共に音楽家、5歳よりピアノを始め、グネーシン特別音楽学校で学び、ロドセヴィッチに師事、その後モスクワ音楽院に進学し、エルソ・ヴィルサラーゼに師事。
1990年チャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門1位に輝き、併せてロシア作曲家作品優秀演奏賞を受賞。
協奏曲のソリストとして、世界有数のオーケストラや著名指揮者との共演を重ね、ソロや室内楽にも意欲を示し、各国の音楽祭にも精力的に参加している。
現在ベルギー在住
◆ゴドフスキー・ショパンのエチュードに基づく53の練習曲◆
ボリス・ベレゾフスキー ライブ盤
1) 10-1 原曲
2) 10-1 ゴドフスキー編曲版 Diatonish (第1編曲)
原曲では右手だけのアルペジオが両手アルペジオになってます。
これ原曲は…ちょっとだけ弾いてみたことがありましたが、右手のアルペジオは速い動きで4オクターブも移動して大変なのに、編曲は、もう音が多すぎて何がなんだか分からない!でもキラキラ☆キラキラ☆した綺麗な編曲です。
このアルペジオづくしは、ワイルドが編曲したガーシュウィンの“Embraceable You”みたいです。
動画はこちら↓
●You Tube 動画 『10-1 原曲&ゴドフスキー編 第1編曲』
http://www.youtube.com/watch?v=4_T6OXK9wuI
3) 10-2原曲
4) 10-2 ゴドフスキー編曲版 Ignis Fatuus(第2編曲)
収録されていませんが、第1編曲が左手のための練習曲で、つまり左手だけで10-2を弾く構成になっていて、この第2編曲はその第1編曲構成に、さらに装飾みたいな右手のパートが加わる摩訶不思議な編曲で、超ゆっくりなら私でも何とか弾ける10-2が、ゆっくりでも絶対に弾けない超絶技巧に変身してます(笑)
5) 10-4原曲
6) 10-4 ゴドフスキー編曲版 For the left hand
出ました!!!
左手のための…つまり左手だけで弾くという編曲ですが、のだめちゃんが弾いてたエチュード、こんな難曲両手でも弾けない私が聴いてもどうやって左手だけで弾いているのか全く想像つきません。
分かることは、さすがのベレゾフスキーも原曲より少しテンポが遅いです。(当たり前ですが)
しかし、こんな鬼みたいな難曲を左手だけで弾いているって事実がすごいです。
右手を譜面台に置き、本当に左手だけで弾いているベレゾフスキーの動画です↓
●You Tube 動画 『10-4 原曲&ゴドフスキー編 左手のための』
http://www.youtube.com/watch?v=8cKZAajvl0A
7) 10-5 【黒鍵】 原曲
8) 10-5 【黒鍵】 ゴドフスキー編曲版 Study on white keys (第2編曲)
10-5は右手が黒鍵ばかりを弾くので『黒鍵』と名づけられましたが、この編曲は調を変えて白鍵で弾く練習曲です。
白鍵の方が楽じゃん♪って一瞬思いますが…なんと!右手のパートと左手のパートが入れ替わっているみたいで、あの複雑で速い右手のパートを左手で弾くらしいです
…( ̄∀ ̄;)ありえない
9) 10-5 【黒鍵】 ゴドフスキー編曲版 “Tarantella” (第3編曲)
こちらも、やっぱり右手と左手が入れ替わっているバージョン、そして長調の黒鍵が短調になっています。左手がずっと黒鍵の速いパートを弾きつつ、タランテッラのリズムなので、全く違う曲に聴こえ、言われなければ原曲が何か分からないですが、これは一つの曲として素晴らしい曲に感じます。
これはカッコイイ~♪
●You Tube 動画 『10-5【黒鍵】原曲&ゴドフスキー編 Tarantella』
http://www.youtube.com/watch?v=LzzoWQiDN-g
10) 10-6 原曲
11) 10-6 ゴドフスキー編曲版 For the left hand
こちらも左手のための…なので左手だけで10-6を弾く構成ですが、おいおい、原曲より音増えてな~い?(^_^;)
しかし綺麗な編曲!
これもカッコイイ~♪
●You Tube 動画 『10-6 原曲&ゴドフスキー編 左手のための』
http://www.youtube.com/watch?v=R6LLzux4Nnw
12) 10-12 【革命】 原曲
13) 10-12 【革命】 ゴドフスキー編曲版 For the left hand
これも左手のための…原曲はハ短調ですが、こちらは嬰ハ短調
左手だけで革命を弾くって、弾けない私が考えても、絶対に無理があると思いますが…
冒頭は上声を高音パートで弾かず、テンポも少し遅くなるので、革命の『激しさ』に欠けるような感じですが、終盤はやや高音のパートもあり、おぉ~♪キタキタ~革命!って感じがします。
どうであれ、左手だけで弾いている事実が凄い…
●You Tube 動画 『10-12【革命】原曲&ゴドフスキー編 左手のための』
http://www.youtube.com/watch?v=aQOhB9dPDpc
14) 25-1 【エオリアンハープ】 原曲
15) 25-1 【エオリアンハープ】 ゴドフスキー編曲版(第2編曲)
収録はされていませんが第1編曲は左手のための…で、ちょっと聴きたかったです。
こちらは調は変わらず、音を増やした編曲なんですが、エオリアンハープのどこに音を増やす隙があったんですかね(^_^;)
非常に綺麗な編曲ですが、私には4手にしか聴こえません…
一人で弾けってところに、もはや芸術という名を借りたサディズムを感じます(笑)
16) 25-5 原曲
17) 25-5 ゴドフスキー編曲版“Mazurka”(第2編曲)
まずホ短調から嬰ハ短調に変わっていますが、表題の通り、マズルカになっていて、音が増えてすごく綺麗!
なんだかえらく豪華で綺麗なマズルカに変身ですよ~♪
18) ゴドフスキー編曲版 10-5【黒鍵】&25-9【蝶々】コンビネーション
えっと…これは右手で蝶々、左手で黒鍵を弾くらしいです。
バッハのインヴェンションみたいなもんですね(^∀^)ノ
って…お~い!レベルが違う( ̄□ ̄;)
こんな編曲どうやったら思いつくのか…恐ろしい。
遊び心?ある素晴らしい編曲ですが、鑑賞としては、やっぱり別々に聴きたい感じがしました。
19) ゴドフスキー編曲版 10-11&25-3 コンビネーション
これは右手で25-3、左手で10-11を弾くようです…
黒鍵と蝶々はどちらも印象の強い曲で、なかなか頭の中で融合しないんですが、こちらのコンビネーションはまるで元々こんなエチュードがあったかのように頭の中で融合しました♪
しかし、こんな難曲の数々をライブで一気に弾くベレゾフスキーさんには脱帽です。
20) ゴドフスキー Alt-Wien
ここで1曲、ゴドフスキーのオリジナル。
優雅で素敵な曲です♪
21) ゴドフスキー編曲版 ショパン・ワルツ64-1(子犬のワルツ)
冒頭は明るく軽快な曲調で原曲に忠実な感じですが、やっぱり音が増えていて、中盤からはとてもしっとり聴かせる美しいワルツになっています。私は中盤の編曲好きです♪
~ここで拍手の音~
∑( ̄▽ ̄;)ハッ!
そうだ!ライブだったんだ、と改めて驚き…
この演目をライブで弾くベレゾフスキーはやっぱり本当にすご~い!
# by bumble-bee | 2009-06-12 14:49 | 音楽




















